産業立地と都市?地域経済[担当:長尾 謙吉]
ゼミナール名称 | 産業立地と都市?地域経済 |
研究テーマ | 「どこで」に着目して都市?地域経済と生活環境を考える |
ゼミナール所属 | 経済学部 生活環境経済学科 |
学修内容 | 「産業立地と都市?地域経済」をテーマにしています。「働く場所となるオフィス、研究所、工場、営業所、店舗などはどこに立地するのか?」と「居住し生活するために必要な住宅、商業施設、学校、図書館、ごみ処理施設などはどこに立地するのか?」を勉強しています。立地の理論とデータや観察から得られる現実の両面を学び交差させながら検討します。さらに、経済データを地図に表現して都市?地域経済と暮らしの変化を分析することにも取り組みます。 地域をテーマとしていることもあってか、ゼミ生の出身地が北は北海道から南は沖縄県まで広がり、留学生も加わって多様な生活経験を踏まえて「当たり前」の違いを発見しつつワイワイと議論しています。 都市?地域の研究には、先行研究や先行事例を踏まえるとともに、自ら調べて考える態度を持つことが大事です。机上での勉強と現場での観察や対話を通じて、一般性と特殊性を合わせてとらえる大変さ(そして面白さ)に直面することになります。 |
ゼミ生の人数 | 4年生14名、3年生20名、2年生18名(男子34名、女子18名) |
開講日時など | 水曜日3時限(4年生)4時限(3年生と2年生) |
卒業論文?卒業研究 | 卒業論文のテーマ例です。
「商店街の類型」「スポーツ施設と地域活性化」「スタジアムとまちづくり」「カフェの機能と立地」「演劇と地域経済?社会」「オフィス立地」「駅間格差の実態」「高速バスと新幹線の競合」「地方創生の取組み」「物流不動産と地域へのインパクト」「巡礼文化の変遷」 |
ゼミナール合宿 | 2023年2月 群馬県(富岡製糸場、伊香保温泉、ガトーフェスタハラダ)
2022年9月 箱根(かまぼこ?ちくわ手づくり体験、箱根駅伝ミュージアム) 2020年2月 群馬県(富岡製糸場、伊香保温泉、ガトーフェスタハラダ) 2019年2月 横須賀?三浦?羽田(自衛隊艦艇、どぶ板通り、JAL整備工場) |
対外活動など | 法政大学経済学部近藤ゼミナールと合同で見学会と発表会を行っています。
9月に実施する合同見学会では、製鉄所、ソーセージ工場、集合住宅歴史館などを見学しました。 12月に発表会を法政大学市ヶ谷キャンパスか専修大学神田キャンパスで実施しています。これまでの発表テーマは、「コンビニ立地からみた山梨県」「百貨店の立地とマーケティング」「ドーナツチェーンの競争環境と立地」「結婚観の変化と未婚の地域格差」「地方創生と教育」「テーマパークの開発と集客戦略」「上越新幹線と沿線の地域経済」などでした。 |
OB?OGの進路 | 地方公務員、地域金融機関、不動産業、運輸業、教育業などゼミナールのテーマに関連する進路のほか、製造業、サービス業など。 |
教員紹介 | 経済地理学が専門です。地理学出身(横浜市立大学、大阪市立大学大学院)で、教員としては経済学系統で研究教育を行ってきました。経済学、地理学、社会学、都市計画学などを横断するテーマを研究しています。 ヨーク大学(カナダ)客員研究員、カリフォルニア大学ロサンゼルス校フルブライト研究員などを経験し、海外の事例も授業では取り上げています(一部の学生にはひんしゅくを買っています)。 2017年4月に専修大学に着任しました。講義科目としては、「都市経済論1?2」「経済地理1?2」を担当しています。“Act Globally, Drink Locally”を実践しながら、現代世界におけるグローバル化とローカル化について考えています。 長尾 謙吉[専修大学研究者情報システム] |






[2023年2月掲載]