2020.01.29 Wed
理工学部TOPICS
【機械工学科】学生が4年間での成長と就職活動を語る
理工学部機械工学科での4年間の学びで専門的知識を身につけ、成長を実感した中村 真生さん(理工学部機械工学科4年次?岩手県北上翔南高校出身)。
就職活動でも、第1志望だった河西テクノ株式会社への内定を獲得しました。
今回、広報担当者が中村さんにインタビューを行い、機械工学科での学びを通じて4年間で成長を実感した部分、就職活動時の気持ちなどを聞きました。
▲実習で自動車の整備を行う中村さん
▲リフトで自動車を持ち上げ、点検を行います
ガソリンとディーゼル両方の2級自動車整備士の受験資格が得られると知り、興味を持ち始めました。
自動車の開発をする大学もありましたが、実技の多いところで学びたいという気持ちが強く、石巻専修大学では自分のやりたいことが実現できるのではと思い、入学を決意しました。また、専門学校より四年制大学に行った方が自分の幅を広げられると考えたことも入学の決め手になりました。
2、3年次に履修する「機械工学実習」は、初めての実習だったので特に思い出に残っています。大学生になり、初めて自動車に触れました。少なからず自動車の知識があったので、これくらいならできるだろうと思っていましたが、実際やってみるとうまくいかず、整備の難しさと大切さを改めて感じました。部品名だけ知っているものも多く、実際に見て、構造を知ることができたこともプラスになりました。4年次に履修する「自動車整備実習」では、全体がさび付いている自動車の整備を実施。エンジンルーム内の分解?整備などを行いました。今まで学んだことの集大成として力を入れて取り組みました。
また、一般社団法人日本カーシェアリング協会が企画した「学生整備プロジェクト」に参加し、被災した地域で活用されている車両の点検、整備及びタイヤ交換を実施したことも、力を入れて取り組んだことの一つです。
▲カーシェア協会の方々との一枚
▲真剣な表情の4年次(右から3人目が中村さん)
川島研究室は、毎年、電気自動車エコラン競技大会に参加しています。昨年は、良い結果を残すことができませんでした。敗因を突き詰めると、車両の強度不足にたどり着きました。
前回までは、一個一個の部品を繋ぎ合わせて一つのフレームを完成させていましたが、よりコンパクトで高精度なものにするため、一つの大きなフレームの開発に着手しました。CADを使って、部品の位置、向きなどさまざまな形を作って、試行錯誤しながら完成させました。
フレーム以外の部品も昨年から一新して本番に臨んだのですが、結果は納得のいくものではなかったです…。ただ、修正すべき点ははっきりわかったので、今年の結果をもとに引き続き研究、開発してもらい、後輩には今年以上の結果を出してほしいと思っています。
▲エコラン競技大会に出場した川島研究室
▲初試走の様子
また、内定先の同期の中では一番最年長になるので、みんなを引っ張って行けるような存在になりたいです!
また、教授との距離が近く、わからないことをわからないままにせず、一つ一つ取り組むことができます!
就職活動でも、第1志望だった河西テクノ株式会社への内定を獲得しました。
今回、広報担当者が中村さんにインタビューを行い、機械工学科での学びを通じて4年間で成長を実感した部分、就職活動時の気持ちなどを聞きました。
石巻専修大学に入学を決意したきっかけを教えてください。
小さい頃から自動車が好きで、専門的に学びたいと思っていました。ガソリンとディーゼル両方の2級自動車整備士の受験資格が得られると知り、興味を持ち始めました。
自動車の開発をする大学もありましたが、実技の多いところで学びたいという気持ちが強く、石巻専修大学では自分のやりたいことが実現できるのではと思い、入学を決意しました。また、専門学校より四年制大学に行った方が自分の幅を広げられると考えたことも入学の決め手になりました。
なぜ自動車が好きになったのですか。
両親が車好きで、小さい頃から自動車に触れる機会があったからです。タイヤ交換などのメンテナンスも自分でしていました。今考えると、両親の影響が大きかったと思います。大学に入学したばかりの頃はどんな学生でしたか?
車好きのバカでした(笑)4年間で力を入れて学修してきたことを教えてください。
機械工学科は、2年次からコースが分かれます。自分は自動車工学コースに所属し、そこから自動車に関する授業が増えました。その中で、特に力を入れて学んだことは実習です。2、3年次に履修する「機械工学実習」は、初めての実習だったので特に思い出に残っています。大学生になり、初めて自動車に触れました。少なからず自動車の知識があったので、これくらいならできるだろうと思っていましたが、実際やってみるとうまくいかず、整備の難しさと大切さを改めて感じました。部品名だけ知っているものも多く、実際に見て、構造を知ることができたこともプラスになりました。4年次に履修する「自動車整備実習」では、全体がさび付いている自動車の整備を実施。エンジンルーム内の分解?整備などを行いました。今まで学んだことの集大成として力を入れて取り組みました。
また、一般社団法人日本カーシェアリング協会が企画した「学生整備プロジェクト」に参加し、被災した地域で活用されている車両の点検、整備及びタイヤ交換を実施したことも、力を入れて取り組んだことの一つです。
4年間で成長した部分はどんな点ですか?
実際に自家用車を整備?点検できるようになったことです。車検が通らなかった箇所を自ら直し、車検が通ったときに、成長したことを実感しました!現在所属する川島純一教授の研究室を選択した理由を教えてください。
2つの研究室で悩みましたが、川島研究室は、カーボンやFRP(ガラス繊維)などを使って0から自動車を開発しています。そこに興味があり、川島研究室を選びました。現在取り組んでいる卒業研究のテーマと、その内容について教えてください。
テーマは、「電気自動車エコラン競技大会で使用する車両のフレームの設計、開発について」です。川島研究室は、毎年、電気自動車エコラン競技大会に参加しています。昨年は、良い結果を残すことができませんでした。敗因を突き詰めると、車両の強度不足にたどり着きました。
前回までは、一個一個の部品を繋ぎ合わせて一つのフレームを完成させていましたが、よりコンパクトで高精度なものにするため、一つの大きなフレームの開発に着手しました。CADを使って、部品の位置、向きなどさまざまな形を作って、試行錯誤しながら完成させました。
フレーム以外の部品も昨年から一新して本番に臨んだのですが、結果は納得のいくものではなかったです…。ただ、修正すべき点ははっきりわかったので、今年の結果をもとに引き続き研究、開発してもらい、後輩には今年以上の結果を出してほしいと思っています。


就職活動はいかがですか?
岩手県北上出身なので、「地元」と「自動車」をキーワードに就職活動をしました。地元で開催されている合同説明会や地元の自動車関連会社の説明会に積極的に参加した結果、第一志望の企業に内定をもらえました!就職活動で大変だったこと、苦労したことがあれば教えてください。
工業団地が多い地域なので、企業はたくさんありました。その中で、自分に合った仕事や企業を見つけることが難しかったです。決め手になったのは「CAD」です。大学で初めてCADを使いました。楽しかったですし、何より自分に合っていると思いました。内定をいただいた企業は、そのCADを使って設計を行っています。将来について教えてください。
CADは講義でしか使ったことがないので、まずは入社してからの一年間でしっかり学びたいと思っています。また、内定先の同期の中では一番最年長になるので、みんなを引っ張って行けるような存在になりたいです!
石巻専修大学、機械工学科の良いところを教えてください。
他の学科に比べて人数が少ないので、学生同士の仲が良いと思います。教授も個性があって楽しいです(笑)また、教授との距離が近く、わからないことをわからないままにせず、一つ一つ取り組むことができます!