【情報電子工学科】学生が4年間の学びや卒業研究を語る

　今回、広報担当者が氏家さんにインタビューを行い、情報電子工学科での学びや卒業研究の内容、卒業後の目標などについてお聞きしました！

石巻専修大学に入学を決意したきっかけを教えてください。

高校卒業後は浪人し、予備校に通っていました。
私のやりたいと思っていた「プログラミング」や「ロボット」についての学びができるのは石巻専修大学だと予備校の先生から紹介され、受験しました。

4年間で力を入れて学んだことを教えてください。

元々、高校は普通科の出身だったので、先生の話をしっかり聞こうと思っていました。
今まで経験したことがない学びの分野だったので、周りに追いつこうと「プログラミング」には特に力を入れて取り組みました。

現在所属する佐々木 慶文 准教授の研究室を選択した理由を教えてください。

入学前から興味があった「プログラミング」やロボット（Pepper）に触れながら学びを深めることができると思い、選択しました。

佐々木准教授の研究室は、ソフトバンク株式会社や石巻工業高校とも連携する『高大産連携プロジェクト（※プロジェクトの詳細はこちらから閲覧できます）』にも取り組んでいます。それらの活動を通じて成長を実感した部分など教えてください。

石巻工業高校の課題研究授業で、オープンスクール向けの学科紹介アプリやインバウンドを意識した観光案内アプリの開発を行っていましたが、主に、コンテンツをアプリとして実現するための技術的アドバイスを行いました。
プロジェクトに参加することで、高校生が考える「地域貢献」について知ることができた他、意見を交わすことで、非常に刺激になる部分が多かったです。

氏家さんが取り組む卒業研究のテーマを教えてください。

「コミュニケーションロボットへの自動翻訳機能の実装に関する調査」をテーマに研究を行いました。

本テーマに取り組もうと考えた理由を教えてください。

コミュニケーションロボットは、言葉や表情を理解し、応答する機能を持つロボットであり、教育機関や介護施設など様々な分野において活用されています。
先ほども述べましたが、高大産連携プロジェクトで連携する石巻工業高校では、Pepperを活用したインバウンド向けの観光案内アプリの開発が進められています。そこで解決すべき問題の一つとして挙げられたのは多言語化です。アプリによってはその場で翻訳を行う必要があるかもしれません。
そこで、私の研究では、Pepperに搭載することができる「自動翻訳サービス」を調査し、その結果に基づきアプリを製作。Pepperへの実装を試みました。

研究内容について簡単に教えてください。

研究は、大まかに以下の手順で行いました。
(1) Pepperに搭載できる「自動翻訳サービス」を調査。
(2) 調査結果に基づき、アプリを設計
(3) アプリの試作とPepperへの実装
(4) 動作検証
開発したアプリの1つは、「紙に書いてある文字をPepperが認識し、『日本語が紙に書いてあったら?英語に翻訳』?『英語が紙に書いてあったら?日本語に翻訳』して、Pepperがしっかりと発音する。
そんなアプリを開発しました。

氏家さんの研究?開発したアプリなどは実生活や社会の中でどう活用していくことができますか？

外国人観光客向けの観光案内アプリや、高大産連携プロジェクトの打ち合わせで話題に挙がった外国語学習など、幅広い分野で活用できると考えています。

すごい研究ですね！研究を進めてきた中で苦労した点などがあれば教えてください。

様々な参考書を読みながらプログラムを構築してきましたが、参考書の通りに実践してもエラーが起こることが多かったので、とても苦労しました。
佐々木先生と一緒にトライ＆エラーを繰り返しながら挑戦してきました。
エラーが解決した時は、喜びや充実感を感じることができました（笑）。

他大学と比較して石巻専修大学、情報電子工学科の良いところを教えてください。

先生との距離が近くて、自分が気になっていることが聞きやすい環境なのが良いところだと思います。
また、就職関連のサポートが充実しているのはすごく良いところです！
他大学の友達に就職サポートの話をした時には羨ましがられましたね（笑）。

卒業後の進路と目標を教えてください。

卒業後は、通信設備、電気設備の設計?施工、情報関連設備のシステムインテグレーションを主な事業とする企業に就職します。
情報電子工学科で培った知識や技術も活用し、貢献できればと思います。
あとは、親孝行できる人間でありたいです。