2020.11.05 Thu
学生生活TOPICS
【iCAN'20】国内大会優勝 および 世界大会出場
このたび、「iCAN'20」の国内予選大会にて、本学のロボット研究会「ROGERIO」(部長:理工学部機械工学科 水野純教授、代表:理工学部情報電子工学科3年次 今野優さん)が優勝し、10月27日(火)~30日(金)に中国の青島で開催されたオンライン世界大会に出場しました。
「iCAN'20」とは、デジカメの手ぶれ防止など、さまざまな分野で活用される小型センサーの新たな可能性を競う大会。独自性や社会における有用性などで審査されます。本学のロボット研究会が、世界大会に出場するのは、今回が初の快挙です。
「iCAN'20」とは、デジカメの手ぶれ防止など、さまざまな分野で活用される小型センサーの新たな可能性を競う大会。独自性や社会における有用性などで審査されます。本学のロボット研究会が、世界大会に出場するのは、今回が初の快挙です。

【アプリケーションを開発した学生のコメント】
今野 優さん(理工学部情報電子工学科3年次?宮城県利府高校出身)
私が小学生の頃、母親と買い物に行った際に車でスリップを経験したことが、今回のアプリケーションの開発につながりました。気温が下がって道路上の水分が凍りつくと、車がスリップしやすくなり、事故などの危険性が高まります。そのような事故を回避するために「路面状況検出システム」というアプリケーションを考案しました。予め路面が凍結していることが分かれば、ドライバーへの注意喚起を促すことにより、車の速度を減速し、スリップ事故を回避できます。そこで、我々が提案したアプリケーションでは、主にMEMS※デバイスであるマイクロミラー、レーザ、CCDカメラとマイコンを用いて路面が凍結しているかどうかを検出し、ドライバーへの警告するシステムを考えました。検出は連続的に行われ、ドライバーが十分速度を減速する時間(4秒~5秒間)を与えるための検出箇所の距離は、現在の速度値を基に算出されるように工夫しました。世界大会では、英語でのプレゼンテーションが必要です。せっかく良いものを作っても、良いプレゼンテーションができなければその良さが伝わりません。水野教授にみっちり鍛えてもらいます。
今野 優さん(理工学部情報電子工学科3年次?宮城県利府高校出身)
私が小学生の頃、母親と買い物に行った際に車でスリップを経験したことが、今回のアプリケーションの開発につながりました。気温が下がって道路上の水分が凍りつくと、車がスリップしやすくなり、事故などの危険性が高まります。そのような事故を回避するために「路面状況検出システム」というアプリケーションを考案しました。予め路面が凍結していることが分かれば、ドライバーへの注意喚起を促すことにより、車の速度を減速し、スリップ事故を回避できます。そこで、我々が提案したアプリケーションでは、主にMEMS※デバイスであるマイクロミラー、レーザ、CCDカメラとマイコンを用いて路面が凍結しているかどうかを検出し、ドライバーへの警告するシステムを考えました。検出は連続的に行われ、ドライバーが十分速度を減速する時間(4秒~5秒間)を与えるための検出箇所の距離は、現在の速度値を基に算出されるように工夫しました。世界大会では、英語でのプレゼンテーションが必要です。せっかく良いものを作っても、良いプレゼンテーションができなければその良さが伝わりません。水野教授にみっちり鍛えてもらいます。

※MEMSとはMicro Electro Mechanical System(微小電気機械システム)の頭文字から「メムス」と呼ばれている技術であり、その技術で造られたデバイスはマイクロメートルオーダー(百万分の1メートル)をもつ小さな構造体で構成されている。