2022.03.02 Wed
理工学部TOPICS
【生物科学科】学生インタビュー!水産専門職を目指して本学へ入学
4年間の学びや就職活動について
理工学部生物科学科、海洋生物コースで学ぶ加藤雄平さん(4年次?秋田県大曲農業高校出身)。
高校時代から目指していた公務員?水産専門職への夢を現実にした加藤さんに、これまでの大学生活を振り返ってもらいました。
理工学部生物科学科、海洋生物コースで学ぶ加藤雄平さん(4年次?秋田県大曲農業高校出身)。
高校時代から目指していた公務員?水産専門職への夢を現実にした加藤さんに、これまでの大学生活を振り返ってもらいました。

??入学した頃??
石巻専修大学に入学したきっかけを教えてください。
父が釣り好きということもあり、幼いころから釣りに親しんでいたので水産関係に興味がありました。
高校時代に、「秋田県の職員として地域の水産業を盛り上げたい!」という思いが強くなり、専門的な知識を得るために本学をAO入試(現:総合型選抜)で受験しました。
大学に入学したばかりの頃はどんな学生でしたか?
「秋田県職員になって水産業に関わる」という目標に向かって、入学当初から学業に力を入れました。
1年次は専門分野の授業は少なかったですが、希望の研究室に入れるよう、高いGPA を意識してどの授業にも一生懸命取り組みました!
(※GPAはGrade Point Averageの略で、大学の成績を簡単に数値化したもの)
高校時代からの夢は変わることはなかったのですか?
将来への思いは4年間一度も変わらなかったです。
目標が定まっていたので、大学生活4年間、自分のやりたいことができました。
モチベーションを保つために、時々休んでリフレッシュすることも大切にしました。
??学びについて??
4年間で一番力を入れて取り組んだことを教えてください。
やはり、生物科学科での専門科目の学び です。
指導教授である角田出先生の講義は、1年次から特に興味深く、すべて履修しました。
希望していた角田研究室に所属し、特に自分の興味がある分野を探ることができました。

角田出教授の「魚類生理生態学研究室」を希望した理由を教えてください。
1年次から「魚類の生態や生態系のしくみについて専門的な知識や技術を高めることができる研究室はここだ!」と決めていました。
角田研究室は、魚類全般に対して多くのことが学べる研究室です。実験手順の基本や化学の知識など、さまざまな知識が深まりました。
角田先生が、自分に足りない部分を的確に指摘してくれるので、将来、研究者になりたい人にはおすすめです。


卒業研究のテーマと内容を教えてください。
テーマは「異なる海域で捕獲されたハタハタ卵色とその原因に関する研究」です。
以前からハタハタの卵色違いについて研究したいと考えていたので、このテーマにしました。
2020年冬頃(3年次)からサンプル収集を始め、秋田県の漁港で釣ったハタハタは冷凍保存していました。その他、秋田県沖や北海道沖で捕獲されたハタハタも購入し、100個体以上のハタハタ、1匹ずつの内臓を取り出して分析しました。


その他で力を入れて取り組んだことがあれば教えてください。
学芸員資格を取得するために、仙台うみの杜水族館 で実習しました。
同水族館に3人の本学卒業生が勤務していることもあり、様々なことを教えていただきました。
ここでしか見ることのできない生き物(魚類)や展示方法について説明してもらい、宮城県ならではを知ることができたほか、秋田県には生息していない魚類の特性や見せ方についての知識も深まり、とても貴重な経験でした。
??就活について??
就職活動を開始したのはどのくらいの時期ですか?
3年次の夏休みから公務員試験に向けて勉強を始めました。
数学に苦手意識があったので、最初は数学から、数的処理などの問題集を購入して独学で勉強し、難しい箇所は友人に教えてもらいながら解きました。
専門試験の問題はもともと興味がある内容が多かったので、理解しやすく、合格への手ごたえを感じました。
民間企業への関心はありませんでしたか?
民間企業のWebインターンシップを3社受けましたが、結局ワクワクすることを見つけることができませんでした。
少し悩みましたが、民間企業への就職活動は行わず「公務員一本」秋田県庁に決めました。
就職活動を振り返って苦労した点を教えてください。
コロナ禍での面接練習に苦労しました。
進路指導室の方にオンラインで面接指導していただいたものを録画し、それを見返して修正しました。面接練習は、主に家族に手伝ってもらいました。
コロナウイルス感染症の影響は大きかったですか?
急激に感染拡大した時は、スケジュール通りの行動できませんでした。予定していたWebインターンシップに参加できなかったり、面接方法が変更されたりしました。
内定後の秋田県庁での研修もなくなりました。一度も現場を体験していないので、内定の嬉しさ反面、不安もあります。今後の研修で挽回します!
自分の強みと感じるところはどこですか?
秋田県で高校卒業まで育ち、大学4年間は、世界三大漁場といわれるほどの好漁場を有する石巻市で学んだ点です。東北地方の日本海側と太平洋側の両方の環境で生活した経験は貴重だと感じています。
角田研究室で「石巻発オリーブ銀鮭」のブランド化の研究に取り組み、貴重な経験を得ることができました。これも自分の強みとして、秋田県の新たなブランド魚の開発に活かせると感じています。

卒業後の目標を教えてください。
秋田県を代表するブランド魚を作って地域を盛り上げたいと考えています。
大学で学んだ知識と経験をいかして、ハタハタの課題解決策も探りたいです。
最後に、石巻専修大学の魅力をお願いします!
人柄の良い先生ばかりです。学ぶことに対して、自分が積極的になれば親身になって応えてくれますし、的確なアドバイスもいただけます。よく見てくれます。
石巻専修大学生物科学科は、海洋生物はもちろん、動物や植物なども含めて生物を総合的に学ぶことができます。生物好きの人にオススメしたい最高の環境です。
---指導教員?角田 出教授からのメッセージ---
加藤君は、3年次の夏過ぎから、5名の学友とともに魚の生理や生態等について学ぶ傍ら、養殖試験中のギンザケの餌やり、池掃除、魚の取り上げ等々、汚れることもいとわないで積極的に参加してくれました。卒業研究でも、試料に埋もれて大変な中、成果を上げようと日々頑張っている姿に感銘を受けたものです。
ゼミ生の中でも早い時期から将来の夢を実現するための準備を着々と進めていることは見て取れましたが、新型コロナ渦の中、よく頑張って初心を貫徹し、奉職にこぎつけることができ、「本当におめでとう」と伝えたいと思います。
これからが本番、健康に留意しつつ、社会への奉仕と自身の夢の実現を両立できるように???、ご活躍をお祈り致します。
ぜひ、「また一緒にやりたい」ですね。
加藤君は、3年次の夏過ぎから、5名の学友とともに魚の生理や生態等について学ぶ傍ら、養殖試験中のギンザケの餌やり、池掃除、魚の取り上げ等々、汚れることもいとわないで積極的に参加してくれました。卒業研究でも、試料に埋もれて大変な中、成果を上げようと日々頑張っている姿に感銘を受けたものです。
ゼミ生の中でも早い時期から将来の夢を実現するための準備を着々と進めていることは見て取れましたが、新型コロナ渦の中、よく頑張って初心を貫徹し、奉職にこぎつけることができ、「本当におめでとう」と伝えたいと思います。
これからが本番、健康に留意しつつ、社会への奉仕と自身の夢の実現を両立できるように???、ご活躍をお祈り致します。
ぜひ、「また一緒にやりたい」ですね。