2024.06.05 Wed
社会貢献?連携TOPICS

産学官連携「オランダせんべい鯨大和煮風味」発表

足球365比分_365体育投注-直播*官网6年6月4日(火)、石巻市(官)と本学(学)との連携、株式会社かね久、酒田米菓株式会社、木の屋石巻水産(産)と本学(学)との連携をつないだ『石巻専修大学産学官連携企画商品「オランダせんべい鯨大和煮風味」』が完成し、石巻市役所において鯨の有効活用研究成果発表会を行いました。
クジラオランダせんべい⑤▲マスコットキャラクターと一緒に記念撮影
クジラオランダせんべい②▲産学官連携により完成したオランダせんべい鯨大和煮風味
 本学では、足球365比分_365体育投注-直播*官网4年度から理工学部生物科学科の鈴木英勝教授を中心に、石巻市と連携して石巻市の鯨食文化の継承と地域活性化を目的とした鯨の有効活用研究に取り組んできました。
 足球365比分_365体育投注-直播*官网5年度には、KCみやぎ産学共同研究会企画運営業務に採択され、地元企業と一緒に「地域低利用資源」の新たな利?活用方法について検討を開始。足球365比分_365体育投注-直播*官网6年1月に「食のみやぎ応援団SDGs宣言」のパートナー大学として参画し、株式会社かね久(仙台市)、酒田米菓株式会社(山形県酒田市)、木の屋石巻水産(石巻市)との連携による商品開発を行ってきました。
クジラオランダせんべい①▲鈴木研究室の学生が発表会の司会を務めました
クジラオランダせんべい④▲試食で風味や食感を確認する参加者
 発表会の当日、本学尾池守学長、齋藤正美石巻市長、本学卒業生で株式会社かね久代表取締役の遠藤伸太郎氏、酒田米菓株式会社佐藤栄人副社長、木の屋石巻水産木村優哉代表取締役が出席。
 木の屋石巻水産の人気商品である鯨大和煮の味を再現したオランダせんべいを試食し、「パリパリとした食感の中に、しょうゆやショウガで味付けしたクジラの風味が感じられておいしい」と高評でした。
クジラオランダせんべい⑥▲挨拶する尾池学長
クジラオランダせんべい③▲かね久の遠藤社長(本学卒業生)が食のみやぎ応援団と連携について説明
「オランダせんべい鯨大和煮風味」は、6月7日(金)に販売開始されます。石巻市内では、いしのまき元気いちばと木の屋の直売所で購入できます。
クジラオランダせんべい⑦▲取材に応じる鈴木英勝教授
石巻専修大学理工学部鈴木英勝教授のコメント
 株式会社かね久、酒田米菓株式会社、木の屋石巻水産との共同で進めてきた鯨の有効活用研究の成果発表会を迎えることができで大変うれしく存じます。
 石巻市は古くから「鯨の町」と知られ、クジラは石巻地域で昔から親しまれてきた食文化。石巻市からの要請を受け、鯨の有効活用に関する研究を進めてきました。この研究で鯨にはさまざまな優れた機能を持つ成分が含まれていることが明らかになりました。
 実際には、クジラがかなり廃棄されているという現状を知り、捨てられているものを上手く利用できないかということで、まずはせんべいを作りました。
 現在、鯨肉のプロテインを使ったみそ汁の製品化を進めているほか、鯨肉を使用したアイスクリームも試作中です。今後も研究成果を活かして、石巻市の地域活性につながる商品開発を進めてまいります。
当日は、多くの報道関係者(東北放送、宮城テレビ、仙台放送、河北新報社、石巻かほく、石巻日日新聞、読売新聞東京本社)が取材に訪れ、ニュース等で報道いただきました。