【人間文化学科】石巻の歴史?地理?人びとを知る―石巻市博物館を見学

足球365比分_365体育投注-直播*官网6年6月21日、人間学部人間文化学科1年次を対象とした授業「フレッシュマンセミナー」にて、石巻市博物館の見学を行いました。

当日は地元の博物館のご好意で、短い時間にも関わらず何人もの学芸員の方々に丁寧な説明を受けながら、充実したひとときを過ごしました。今回は企画展「牡鹿柵、桃生城と海道の蝦夷の反乱―神亀元年から1300年、宝亀五年から1250年―」も見学する機会に恵まれ、普段あまり意識することのない蝦夷のふるさととしての石巻に思いを馳せることができました。

【学生の感想】
安杖　禄子さん（人間文化学科1年次?秋田県立秋田明徳館高等学校出身）
　高橋英吉の「海の3部作」に1番関心を持ちました。3つの作品の作風の移り変わりを、360°で楽しむことができる点が良かったです。1つの木から2人を掘った「黒潮閑日」という彫刻では、2人の人間のサイズ感が、バランス良く掘られていることに感心しました。また、石巻市の歴史や、石巻に関連する人物の作品などを、自分の目で実際に見て学ぶことができました。ボタンで流す映像や、地層ごとの引き出しなどで来館者の興味を引き付けていて、展示の仕方の工夫についても学ぶことができました。実際に判子を押すことができたりして、記念に自分の日記帳に思い出を残せて嬉しかったです。

大瀧　愛梨さん（人間文化学科1年次）
　毛利総七郎コレクションのマッチの展示に関心を持ちました。毛利が収集した10万点以上のコレクションのうち8万点以上がマッチコレクションであることを知りとても驚きました。当時のデザインには浮世絵が使われていることや、映画、化粧品会社の広告としても使われていたことがとても印象に残っています。現在はマッチを使うことが少なくなってしまったが、今でも販売していたら買ってしまうほどの魅力的なデザインだと感じました。また、学芸員さんの話を聞いて、石巻のことをよく知っていて愛しているからこそわかりやすく説明できるのだと思い、私も将来は地元をアピールする仕事につきたいです。

高山　日奈太さん（人間文化学科1年次?飛鳥未来きずな高等学校出身）
　高橋英吉作品展示室に興味を惹かれました。高橋さんは太平洋戦争に参加し亡くなってしまったが、あの時代に大きな木像を製作し、戦争に従軍する船内でも作品を作っていたということに驚きました。偉大な人が戦争によって亡くなってしまうという戦争の恐ろしさ、儚さなどがわかり、とても印象に残りました。また、石巻市の人々が過去にどのような生活を送っていたかも知ることができ、歴史の授業などで縄文時代の生活をある程度知ってはいたが、今回実際の生活の風景などが展示品として詳しく飾られていてとても勉強になりました。石巻市と周りの地域との関わりがどのようなものだったかも知ることができました。

及川　葵蓮さん（人間文化学科1年次?岩手県立黒沢尻北高等学校出身）
　石巻時空パノラマに最も関心を持ちました。石巻の町の景色や土地の立体的な構造が細密に再現されており、感心しました。今回の見学で今まで全く知らなかった石巻について知ることができ、石巻が2005年に3つの町が合併した町であること、川開き祭りが船の道が開かれた記念として始まったこと、また、遺跡や板碑など歴史の産物にあふれていることなど多くのことを学びました。石巻について様々な知識を得ることができ、自分が住んでいる町と親密になれたような気がしました。

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