研究会等の開催 - 足球365比分_365体育投注-直播*官网2年度

Ⅰ.研究会等の開催 - 足球365比分_365体育投注-直播*官网2年度

◆ 定例研究会
第1回定例研究会
日時 2020年12月2日(水)
15時00分~17時30分
Google Meetによる【オンライン】ライブ配信
2020年12月2日(水)に、金鐘勲所員(商学部講師)と宮川宏所員(経営学部准教授)による定例研究会が実施された。
第1報告では、金所員が「日本企業のインプライド資本コストの推定と応用」と題して、インプライド資本コストについて、GLSモデル、OJモデル、MPEGモデル、EPモデル、COMPが検討された。そこでは、それぞれの推定結果は先行研究の結果とおおむね一致していることが確認された。また、今後は利益予想モデルと東洋経済新報社のデータを加えるとともに、企業の個々の会計や財務戦略とインプライド資本コストとの関係を分析し、企業への実践的な示唆について研究していくことが示された。
第2報告では、宮川先生が「企業の経済行動と会計情報への影響に関する考察-事業譲渡を例に-」と題して、多角化企業における事業評価や業績評価の課題が検討された。特にセグメント情報の開示を前提に、次の2点について事例研究が報告された。①事業譲渡や事業売却などの経営者の判断が、企業評価にどのような影響を及ぼしているのか。 ②多角化企業が事業を絞りこみ、素早い経営判断を行ったことで事業戦略やリスクが明確になり、企業のパフォーマンスに影響を与えるのか。そこでは、セグメント内容の変化が大きい場合、戦略転換などが生じ 企業の収益性にも影響を与えていることが示唆された。最後に、同一セグメントで継続的に開示している企業ではない場合の分析?評価の継続性について問題提起がなされた。(国田)
報告 第1報告:金 鐘勲所員
第2報告:宮川 宏所員
テーマ 第1報告:日本企業のインプライド資本コストの推定と応用
第2報告:企業の経済行動と会計情報への影響に関する考察-事業譲渡を例に-
第2回定例研究会
日時 2021年1月26日(火)
13時15分~14時00分
Teamsによる【オンライン】
2021年1月26日(火)に、奥西康宏所員により足球365比分_365体育投注-直播*官网元年度会計学研究所実態調査報告が、「地方における新規大規模商業施設の集客の施策の事例を見る」と題して行われた。報告では、地方都市である広島の流通グループ(イオン?イズミ?コストコ)の出店場所や出店業態の事例が紹介され、コンセプトや集客のポイントなどについて詳細に説明が行われた。そこでは、地方都市における大規模な工場や施設の跡地利用についていくつかの指摘がなされた。コロナ禍の影響でイズミ本社でのインタビューは急きょ中止になってしまったが、商業施設への視察に変更して調査が続けられた。
※本実態調査は、2020年2月27日から2月29日にかけて、倉紡記念館、三井アウトレットパーク倉敷、LECT、ジ?アウトレット広島、コストコを中心に実施されたものである。(国田)
報告 奥西康宏所員
テーマ 足球365比分_365体育投注-直播*官网元年度会計学研究所実態調査報告
◆ 公開講演会
第1回公開講演会
日時 2020年10月12日(月)
10時45分~12時15分
(Google Meetによる【オンライン】ライブ配信)
会計学の第一人者を講師に招いて開催される会計学研究所主催の公開講演会が、2020年10月12日(月)に神田キャンパスで開催された。今回は公認会計士試験の実施機関でもある公認会計士?監査審査会の常勤委員である松井隆幸先生が、学部1年生をはじめ、大学院生や教員など約50名に、「職業としての監査~公認会計士の魅力」と題して講演した。今年度はコロナ禍の対応の一環として、新校舎である10号館からGoogle Meetで【オンライン】配信された。
財務諸表の監査という仕事や公認会計士の社会的意義だけでなく、公認会計士試験の制度や合格後の就職状況についても具体的な説明がなされた。また、会計士資格を持って幅広く活躍できる場があることが紹介された。学生たちにとっては自分の未来を考える大変良い機会となった。(国田)
報告 松井 隆幸 先生
(公認会計士?監査審査会常勤委員)
テーマ  職業としての監査~公認会計士の魅力
第2回公開講演会
日時 2020年12月9日(水)
10時45分~12時15分
Google Meetによる【オンライン】ライブ配信
会計学の第一人者を講師に招いて開催される会計学研究所主催の公開講演会が、2020年12月9日(水)にGoogle Meet【オンライン】で開催された。今回は北海道大学大学院経済学研究院教授である久保淳司先生が、商学部や経営学部の学生をはじめ、大学院生や教員など約150名に、「会計基準設定過程を検討する意味-アメリカ資産除去債務会計基準を題材として-」と題して講演した。
会計における大きな論点のひとつである資産除去債務について、アメリカの会計基準設定のプロセスに係る議事録などを含めた詳細な検討にもとづいて、資産や負債の捉え方の違いが説明された。学生たちが理解しやすいように宝くじや身近な事例に当てはめながら「考える」という講演であった。研究方法などについても紹介され、学生たちにとっては資格試験だけでなく、研究という視点から会計を考える大変良い機会となった。(国田)
報告 久保 淳司 先生
(北海道大学大学院経済学研究院教授)
テーマ 会計基準設定過程を検討する意味 -アメリカ資産除去債務会計基準を題材として-

II.共同研究

テーマ      代表者 研究員
価格と原価の関係性 継続
谷守正行 建部宏明?西居豪
会計制度の比較研究 継続
柳裕治 佐藤文雄?宮川宏?広川裕一(柳ゼミ博士後期課程)
原価計算の今日的意義 継続
青木章通 伊藤和憲?大柳康司
財務報告の変革とその経済的影響 継続
奥西康宏 内野里美?成岡浩一?金鐘勲
東アジアの会計制度と会計基準 継続
国田清志 石原裕也?櫻井康弘
財務会計研究の深化と課題
新規
松本徹
植田敦紀?椛田龍三?菱山淳?廣瀬哲雄(椛田ゼミ博士後期課程)?川津大樹(椛田ゼミ博士後期課程)