2024.07.04 Thu
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【生物科学科】野外生物実習 第三弾「動物実習」を実施

足球365比分_365体育投注-直播*官网6年6月15日(土)、生物科学科1年次生を対象とした野外生物実習の第三弾「動物実習」を本学および本学近くの水田の水路で行いました。
 生物科学科では、1年次前期に野外の生物や自然を観察する「野外生物実習」が行われます。この科目では、森林(植物実習)、磯?干潟(海洋生物実習)、水田(動物実習)をフィールドとして、3回に分けて実習が行われます。
 第三弾となる動物実習では、本学から歩いて20分ほどの所にある水田の水路で水を採取して大学に持ち帰りました。その後、その中の生物を顕微鏡で観察するグループと水質を調べるグループに分かれて、学生実験室で実習を行いました。
0615_動物実習?▲本学近くの水田にて
0615_動物実習①▲用水路の水を採取
 生物を顕微鏡で観察するグループでは、採取した水にどのような生物がいるのかを調査しました。生物が少ない場合は、遠心分離機で生物を濃縮することによって、色々な生物を観察することができました。観察した生物をスケッチしたり、図鑑を用いてどのような生物なのかを調べたりしました。観察は科学の基本ですので、楽しそうに顕微鏡観察している学生の姿が印象的でした。今回の実習をきっかけに、淡水に生息している小さな生物に興味を持つ学生が増えることを期待しています。

 水質を調べるグループでは、パックテストという簡易水質検査キットを使用して、有機物や窒素化合物、リン化合物の含有量の測定を行いました。見た目では分からない各成分の含有量を数値として確認することで、水の状態を調べました。また、採取場所の異なる水の成分を比較し、各成分の由来や違いが生じる原因などについて考察しました。
0615_動物実習④▲生物を顕微鏡で観察
0615_動物実習③▲水質調査グループの様子
参加した学生からは、
?今回の実習で、水田や水路に生息する生物を観察して、初めて見る生物が多くいることに気づいた。
?採取した生物を顕微鏡で観察しスケッチすることがとても楽しく、時間があればいつまでも観察できそうだった。
?普段、きれいだと感じていた用水路の水だったが、採取して顕微鏡で観察するだけで、世界がこんなに変わるとは思わなかった。
?この実習を通して色々な場所の水を採取して観察してみたいと思った。
などの、淡水に生息している生物に興味を示す感想が寄せられました。


生物科学科ブログや、大学公式Instagramでも実習の様子を発信していきますので、あわせてご覧ください。

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